面白い調査結果*を読みました。

米国のある大企業で社長が実際に書いた文章とAIが書いた文章を社員に送ったところ、40%もの人が正しく識別できず、社長が書いた文章をAIが書いたと答えたそうです。恐らく…私も正しく識別することはできないと思います。どちらか適当に答えたとすると確率的には1/2なので、調査母体が大きくなれば大きいほど50%に近づくことでしょう。

そして、さらに面白いことに…!
社長が書いた文章をAIが書いたと答えた人は、「この内容はあまり役立たない」と答えているそうです!実際は社長が自ら書いているのに、ヒドイですね…。

もちろん小規模な調査ですしAI先進国である米国だけの話なので、これだけでは結論付けることはできません。しかしハッキリとわかるのは、今のAI技術からすれば、人間が書いたかAIが書いたかを判別することがかなり難しくなってきているということでしょう。

そしてこの調査結果で重要なのは、人間が文章を書く時は、AIが書いたと思われないようにすることなのです。AIが書いたと思われるだけで内容にかかわらず信憑性が下がることは明らかです。

いかに人間味を出すか、いかにAIには書けないような内容を書くかが、これからのリーダーに求められることなのです。

(*Harvard Business Review May-June 2025)