これは海外取引をしていると非常に良く感じることです。
例えば、日本に来た欧米の人が、「ここアジアでは…」いう表現を時々します。
それを言われると私たちは何かしっくりこないものがあります。日本で生まれ育った私たちにとって、日本は1つの独立した国であり、アジアの一部ではないと思っているからです。
また同じく欧米の人たちとウェブミーティングなどをやっていると、時々、韓国や中国と日本を間違えていることがあります。
話の途中で「シュウイチ、韓国ではどうなのか?」と聞かれて、「韓国?韓国のことはよく知らない」と答えると、「間違った!日本!」言い直してくれるのです。悪気があるわけではないものの、頭の中で韓国と日本が同一になっているのでしょう。
また、例えば「この広告配信先は日本だけ?韓国や中国も対象?」と聞かれることもあります。やはりごっちゃにして考えているようです。
一方、私たちだって同じです。特にヨーロッパの国はすべて隣接しているため、まとめて見てしまうことが多々あります。例えばドイツとフランスは隣接していますし、街によっては車で30分くらいというレベルです。しかし、この二国は言葉も文化も全く違います。当然ライバル意識も強く、この二つを一緒にしてしう事は、相手に対してとても失礼なことです。
スカンジナビアの国なども同じです。日本から見るとデンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドなどが地理的には同じ位置に見えてしまうので、これらを混合してしまうことがありますが、これもとても失礼なことです。この4つは同じ北欧といえども、言葉も文化も全く違う国です。
私たちが海外取引をするときは、常に注意をしたい点です。