帝国データバンクが定期的に出しているこの指標が面白いので、私もよくチェックしています。

標準的なカレーライス一食を作るのにどのぐらいのコストがかかるかを時系列で比較し、家庭に直接的に関わりのある食品の物価水準をチェックするものです。

とてもわかりやすくて良いと思うのです。それがこの10月には二か月連続で大幅に上昇したそうです。そして帝国データバンクによると、「第二次カレーショック」(?)が訪れるということです。

原因は多くの方が想像できる通りだと思います。新米の価格が予想に反して安くならずに高止まりしたこと、光熱費、カレー材料の野菜、その他の各材料の価格も上昇しているからでしょう。

もちろんこれはあくまで経済の一角のみを示す指標で、日本経済全体を反映しているわけではありません。しかし、このデータからその他の食品価格も軒並み上昇しており、家計を直撃することは想像に硬くありません。一般家計が打撃を受けると、それが他にも影響し、経済のあらゆるところに悪影響が広く波及する事は確実です。

ビジネスマンとしては、常に早めに正確な情報キャッチし、常に早めに対策を講じておくことが必須なのだと思います。

(「カレーライス物価指数」調査―2025年10月分 帝国データバンク)