大手総合商社の海外支店に長年勤めていた人から聞いた話です。

有名商社の海外駐在員なんていうと誰もが憧れる花形の職業ですね。就活中の学生も多くは憧れているでしょうし、私も大学時代は将来なりたい職業の一つでした。ニューヨークなどで現地のビジネスマンと英語で対等に渡り合い、ビジネスをやっているような感じがします。

しかしですね…。
そうやって活躍している人も沢山いるとは思いますが、私が聞いた人の話では、実際の仕事の50%は日本本社への報告書作り、残り50%は日本から出張や旅行で来たVIPの世話役、あとは現地の日本企業駐在員を相手にしたサポートだそうです。なので、会話の9割は日本語で済むそうです。

確かに、私自身も銀行で6か月間海外駐在したことがありますが、実際の仕事はそれに近いレベルでした。

もちろん、本当に現地ビジネスマンの中に入って活躍している人もいるでしょう。その一方で、単なる日本向け報告と出張者の世話役が仕事になっている人も沢山いるのも事実です。

見た目と実際の仕事が大きく異なるというのは、どんな職業でも同じかも知れません。