別に今始まったことではありませんが、最近特に目につくようになった詐欺の手口を1つ紹介しておきます。
これは楽天銀行を装って届いた詐欺メールです。今回はちゃんとGoogle Workplaceのフィルターで迷惑メールに振り分けられているものの、使っているソフトによってはフィルターされずに届いてしまうこともあるでしょう。実際に楽天銀行から届くことがあるメールと内容がそっくりなので、ついついクリックしたくなりますね。要注意です。
見分け方を書いておきます。
1. 送信元アドレス
ドメイン(メールアドレスの@より右の部分)が楽天や楽天銀行のものではありません。最後が「cn」で終わっているので、中国企業のものです。
2. リンク先アドレス
クリックを促されるアドレスはドメインが楽天なので一瞬、正しいように見えてしまいます。ここが要注意です。実際、そのアドレスにマウスを当ててみると、その下の3に本当のリンク先アドレスが表示されます。よく見ると、やはり楽天ではない中国のものです。
怖いのは、アドレス表示が偽装されていることです。どんな文字列にもリンクを埋め込むことができるので、例えばYahooのアドレスを表示されておきながらリンク先をGoogleにすることだって簡単にできます。信じ切ってクリックする前に、この図に出ている3の表示を確認してみることが重要です。
ますます詐欺の手口が複雑化しています。どうぞ十分にお気を付けください。