私は知らなかったのですが、厚生労働省の統計によると外国人労働者数は204万人と統計以来最高になったそうですね。コロナ前の水準以上です。コロナ時の鎖国政策、急激な円高など外国人労働者にとって悪要因が多い中、多くの人にとって予想外のデータだと思います。
まあ、もちろんどんな統計でも同じですが、統計はあくまで物事の一面しか表していないので、必ずしもこの数字だけで完全に回復したとは言い切れません。しかし傾向として概ね戻ってきていることは確かなようです。
しかし不思議なのは円安と日本の低賃金により金銭面で日本は大きく不利になっているのに、なぜこれだけ多くの外国人が日本で就業しているのでしょうか?
労働者を過剰なまでに守る日本の労働法、設備面など物理的に優れた労働環境、治安の良さ、食べ物の良さ、利便性、文化面での魅力…など、私たちが普段当然と思っていることに何か魅力があるのかも知れません。あるいは単に、先進国と比べて円安低賃金とはいえ、まだ多くの国にとって日本の賃金は高く、円の通貨価値も高ということなのかも知れません。あるいは母国に送金せずに日本で稼いで日本で使えば関係ないということなのかも知れません。
いずれにせよ、私たちが気づいていない魅力があるのであれば、それを更にアピールすることにより大きなビジネスチャンスがありそうです。