以前にも何度か書いている話ですが、やはり(残念ながら)時々起こることなので、改めて書いておきます。

ホームページを作った際にドメインやメール、ホームページの管理をすべて制作会社に依頼して、その後のメンテナンスも依頼することが大半なのですが、時々、ドメイン管理や(メールとホームページを動かす)サーバ、(httpsで表示させるための)サーバ証明書の管理を自分で行うことがあります。制作会社に任せっぱなしにするより、これらは自分で直接契約した方が安いからです。

ところがですね…制作した当初はいいものの、その後これらの管理を忘れてしまう人が沢山います。個人事業でもある程度大きな会社でも同じです。多くの場合、クレジットカードで契約しており、1年ごとの自動更新です。なので、特に意識しなくても管理はされているのです。

しかしクレジットカードで契約していれば、何年か後にカードの有効期限が切れます。そうすると自動更新が止まってしまいます。通常はそうなる前にお知らせのメールがくるのですが、登録されているメールが何年も前のもので今使っていないのなら、お知らせも来ません。

さらに一部のドメイン、サーバは不正防止のために所有者を常に把握している必要があります。従って、所有者が登録してあるメールや電話番号が変わって連絡が取れなくなってしまうと、一方的に停止になってしまうこともあり得ます。

当然、ホームページが表示されなくなり、メールが使えなくなります。サーバ証明書が有効期限切れの場合はホームページを表示するときに警告が出てしまいます。いずれの場合でもビジネスに大きな悪影響を及ぼします。それが数時間ならまだしも、数日も続くと信頼を失うことになりかねません。またホームページが何日も表示されないと、Googleに検索されなくなることもあります。

さらに長時間気づかずに放置されていると、ドメインを他社に取られてしまうことだってあります。それが悪徳業者に取得された場合、取り戻す際に法外な費用を要求されることだってあり得ます。

たかがホームページと思っている人もいるかも知れませんが、これらのことが起こった場合の損失は莫大でしょう。

1年ごとに更新の際は必ずカードの有効期限、その他を忘れずに再確認することは不可欠なのです。もしそれが100%確実に出来ないのであれば、多少の追加費用を払っても管理会社に任せてしまう方が安心です。