この1- 2年で急激にM&Aの営業が増えたような気がします。私のところには毎日のようにメールによるDMや郵便によるDMが届きますし、数日に1回は営業電話もがかかってきます。
「M&Aの営業」というのは、早い話、「あなたの会社を売りませんか?」とか、「企業を買収し、事業を一気に拡大しませんか?」というものです。売り側、買い側、両方の営業があります。
おそらく、M&Aの営業は一社に入り込んで年月をかけて説得して売り込むのではなく、とにかく沢山数を当たる方法が主流なのだと思います。同じ会社に2回、3回、いやそれ以上アタックすることもあるでしょう。今は必要なくても数ヶ月後、数年後に状況の変化に伴い考えが変わる経営者も多いはずです。
思うにですね…。
今は団塊の世代といわれている経営者たちが70代半ばに差し掛かっているため、この世代の経営者は後継者がいなければ会社を売ることを考え始めているはずです。
私の場合、まだその年代ではないものの、やはり50後半から60歳を過ぎた辺りで一度引退を考える人も多いことは確かです。私の年齢を調べた上で狙って営業をかけてきているのかもしれませんし、何も考えず、片っ端から当たっているのかもしれません。
高齢化の時代に伴い、多くの経営者も高齢化し、企業の売却を検討し始める人が増えているのは想像に難くありません。高齢者ビジネスとして老人ホームや介護等のビジネスが増えるのと同様に、ますます日本でM&Aの仕事が増えてきそうな予感がします。