もちろんどこの国でも程度の差はあれ、似たようなことはありますが、日本の場合、特に両方とも強いですね。
まずブランド信仰。かつてほどはフランスやイタリアのトップブランドを盲目的に信仰する人も多くないとは思いますが、やはりブランド品にこだわり、ブランド品をを自慢げに身に付けている人が多いのも事実です。
それは何もバッグや衣類などの高級ブランドだけではありません。例えば家電だって同じです。パナソニックやソニー、日立などの製品が最も優れていると信じている人が多いでしょう。実は無名のメーカーだって中身は全く同じということだってあるのですが、やはり一流と言われているブランドの方が絶対的に良いと思ってしまいます。
国産信仰もしかり。特に食品や機械類に関しては日本製品が安心だと思っている人が多いものです。いずれも、国産だから何でも安心ということはないでしょう。
これらは当然どこの国にもあることなのですが、気を付けなければいけないのは、私たちが日本製がいいと思っているからと言って、世界中の人が同じとは限らないことです。機械製品に関して日本が有名なのは事実としても、同じくらい質が良いものは世界の他の国だってありますし、私たちが思っているほどは日本製品だけがいいとは思われていないという方が事実でしょう。
海外にものを売るときは十分に理解しておくことが大切です。