昨日、久々に会社近くのPRC検査センターの前を通ったら、「本日終了」という看板が出ていました。昼過ぎだったので、本日終了ではなく、休業しているのだと推測します。一時期は連日大行列が出てきていたところです。
できた当初はPCR検査自体が非常に少なく、しかも病院で受けると高額だったので、数千円で受けることができる街中のPCR検査センターは魅力的でした。しかし数か月すると行政などが無料検査を始めたために下火になってきました。それと同時に格安の抗原検査キットなども出てきたので、さらに需要は低下したでしょう。その後、新型コロナ騒ぎが一段落したために、PCR検査センターを利用する人もほとんどいなくなったと思います。
しかし当然、運営者側もPCR検査の需要が一過的なものであり、未来永劫に続くものではないことは事前に予想していたはずです。(その意味では、タピオカなどのブームと同じかも知れません。)なのでセンターを作った時点で、既に次の展開を考えていたのは当然だと思うのです。例えば元々3年契約の賃貸物件なら交渉して契約期間を1年にしてもらったとか、コロナ中に不振だった飲食店を1年限定で借り上げたとか、そんな方法を取っていてしかるべきだと思うのです。
渋谷の一等地にあるこういう場所が、すぐに次のテナントに入れ替わらずに元のままで閉店しているのは、何とも不思議な光景です。