先日、英語の翻訳が悪いと日本語のホームページは印象が悪くなると言う話を書きました。これは単なる翻訳ミスの話ではなく、多くの翻訳された日本語サイトに共通することです。

海外の会社が日本に入ってくるとき、9割以上の会社が元々の英語ホームページをそのまま日本語に訳します。しかも「日本化」するのではなく、単に英語から日本語に翻訳するだけなのです。そうすると先日書いたような、とてもぎこちない日本語になってしまい、不自然な日本語ホームページになってしまいます。

そして、こういう日本語ホームページは、たとえ広告やSEOなどでアクセスを集めても問い合わせや売り上げにつながらないことが多々あります。

よくある間違いなのですが、日本に進出する海外企業の多くは英語ホームページを日本語化し、次に集客を考え、そしてお金をかけて広告やSEOに集客に力を入れます。しかし、私に言わせれば、おろそかにしてはいけないのが日本語ホームページの日本語を改善する努力なのです。

どんなにお金をかけて集客しても、日本語が不自然であったり、間違った訳があると、それだけで信頼を損ね、肝心な成果につながらないものです。

残念ながら正しい日本語の大切さを理解していない企業が多いと思います。

私たちとしては日本に海外から入ってくる海外の方にこのことをアドバイスし、正しい日本語の重要性、それが直接成果に結びつくこと、単なる技術的な集客よりも重要であることを、これからも伝え続けたいと思うのです。